芹・薺紋解説

大根・蕪紋解説

<芹紋>

早春に、田のあぜに、芹つみをした思い出の人もあろうか。芹紋はそのなじみぶかい芹の葉と根を図案化したもの。

使用家は清和源氏頼親流の土方氏、藤原氏支流の薗部氏の二家あるのみ。

<薺紋>

薺は<十字花科>の植物で、田んぼや道端などに生える。ペンペン草の名で知られる。紋は葉を形象化したもの。

畠山、京極、丹羽など十家が用い。仙台の伊達氏も用いたらしい。

<大根紋>

古名がオオネ、七草には酒々白(すずしろ)と呼ぶ。中央アジアが原産といわれる。

大根紋は一株と二株の二種ある。

将軍綱吉の生母桂昌院は、八百屋の出であったため、これを記念して大根紋を用いたという俗説もある。

<蕪紋>

シベリアが原産といわれ、縁起ものとして、正月のまつりのまゆ玉につけたりする。

紋のカタチは、根と葉から出来ている。数は一個と二個とある。紋章として用いているのは、清和源氏義光流の出である塚原氏のみ。