鷲紋・鳳凰解説
<鷲紋>
鷲紋を家紋に選んだのは、鷹と同じ理由による。鷲紋を用いているのは、公家では鷲尾氏であるが、その称号によるものとおもわれる。
武家では、安部氏の出である秋田氏がある。
鷲紋のカタチは、二羽の鷲が向かい合っ、つばさを広げている「向かい鷲」だけである。
<鳳凰>
瑞鳥鳳凰をかたどったものであるが、そのカタチは奈良正倉院の八稜鏡裏文にすでに出ている。
これらの文様は、平安時代にはますます使われ、衣服、車、調度品から建築彫刻にとりいれられた。
宇治平等院の鳳凰堂の屋根にもつけられている。
鳳凰紋のカタチは立ち鳳凰、飛び鳳凰、鳳凰丸の三種ある。