SVXオーディオ交換記録

純正スピーカー修理編

さて、MySVXだが購入当初からボリュームを上げるとバリバリと音が割れる現象が発生していた。特に左フロントドアスピーカーがひどい。
写真をとりながら作業をしなかったので今回は写真無し。

まずはドアを分解!ねじは5本、ドア小物入れのマットの下に2本、前の方に2本、ドアオープナーの下のパネルの裏に1本(これが曲者)
なんと、フロントドアスピーカーは小さなねじ3本でしか止まっていない。(絶句)
コネクタもなんと非音響的な.....
この姿を見るといてもたってもいられなくなる。
問題のスピーカーの修理だが、MySVXではエッジ最外周の木枠との接合部の一部が外れてそこでバリバリと音が出ていたようだ。エッジ自体にはまだ損傷は見られない。木枠との接合には黒いゴム系接着剤が使われているようだ。
革靴の靴底修理用ゴム接着剤なんかがよさそうだが、スピーカーを見たとたんオーディオ交換計画が頭に浮かんだので近所のコンビニで木工ボンドを買ってきて修理を行うことにした。はがれたところだけの接着ではほかの場所にストレスがかかる可能性が高いので最外周をすべて木工ボンドで埋める。(エッジの1/4は埋めてしまったので振動状態がかなり変わると思う。)おそらくスピーカーの前後の振動が制限され低音がややカットされる方向へ変化したと思われる。だが、もともときちんと振動していなかったので違いはわからない。
SVXも生産されてから10年近くになるので、おそらく装着されているスピーカーはもっと古いものだ。ほったらかしにしておいた輪ゴムがあっという間に劣化することからも明らかなようにゴム系の接着剤はおそらくすでにグスグス状態だ。まさにオランダの堤防状態だ。小さな穴や亀裂があれば、スピーカーへの大入力(SVXの場合時々ボリュームが暴走しますね^^;)で亀裂が広がりはがれてしまったに違いない。
翌日、ボンドが乾いたあとで試聴してみるとビリビリ音は完全に止まっていた。すばらしい!(とは言えないかな?)

ここで、左右のバランスと低音の調整をしていると右フロントからボーカルがほとんど聞こえていないことに気づく。(今まで気づかなかったのも不思議だが...センターへ戻すとほとんどわからなくなる。)後日右のスピーカーのエッジもチェックしてみようかと思う。それとも、これが初期型オーディオにおける悪名高き配線ミスなんだろうか?

後日談:
早速修理した旨MLへ投稿したところS氏より修理のコメントをもらいました。
エッジの修理はよく知らないまま勘で行ったのですが修理方法は「当たらずとも遠からじ」といったもののようです。


もし、低音再生でビリビリと響く音が聞こえるような方がいましたら修理を試してみてはいかがでしょう。木工ボンドなら200円程度でかなりまともな状態に戻ります。
スピーカー交換時にとった写真です。エッジ部に流し込んだボンドがしっかり固まってます。 作業が少々雑だったので一部ボンドが薄くなってます..... このとき修理しなかった側のスピーカーのエッジも触れた瞬間にゴムが外れてしまいました^^;修理してもいいのですが使うあても無いので今のところそのままにしてあります。激しい温度変化、湿度変化と言った過酷な環境に置かれる自動車用のスピーカーは傷むのが早いんでしょうか。
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