こだわりの偏頭痛 (片頭痛) 旧BBSはこちら
BBSはこちら
掲示板には広告は書かないでください。消します。
現在、旧掲示板はメンテナンスを行っていません。ただし貴重な情報が数多くありますので閲覧は出来ます。新規に書き込みをされる方は新しいBBSをご利用ください。
0.はじめに(とても重要!)
このページを作成している私は医師ではありません。医療に携わるものでもなく、医学を学んだこともありません。
このコーナーでは偏頭痛をわずらう一患者の立場から見た偏頭痛について紹介していくつもりです。
インターネットでは非常に多くの情報が氾濫し、それらの真偽は保証されているものではありません。このコーナーで扱う情報は健康にかかわるきわめて重要な問題であるため、実際の頭痛の判断や投薬はかならず医師の指示に従ってください。
また、ここで紹介する頭痛の特徴は私の経験に基づくものであり、非常に多岐にわたる頭痛のパターンのごく一例に過ぎません。インターネット検索で自分もひょっとして偏頭痛ではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、必ず医師の診断を受けて自分の頭痛と付き合うようにしてください。
いよいよ本文です
初めて頭痛の発作を起こしてからかれこれ20年近くになるが、最初の発作から現在にいたるまでにわかった偏頭痛についてここでは紹介していこうと思います。
1. 偏頭痛とは...
2. 偏頭痛もちが語る頭痛に関するはなし
3. 日常生活における頭痛対策
4. 参考文献
偏頭痛とは...
どんな頭痛か?
気をつけなければいけない他の病気:
治療方法:
どんな頭痛か?
頭の血管が拡張することで痛むタイプの頭痛です。
頭の片側とは限らないようです。とにかく割れるようにズキンズキンと痛みます。
時に、視覚の異常といった前兆をともないます。
頭痛と同時に強い吐き気がおきます。激しく嘔吐することもあります。私の場合、このときの内容物は酸っぱくなくて苦いです。pHがおかしくなっているような気がします。
家族性(遺伝)があるようです。
発作は一眠りするとおさまることが多いです
いまだ、そのメカニズムは完全には解明されていないようです。
通常型片頭痛(ズキズキと痛む頭痛とその他の症状の複合):患者数は人口の10%程度だそうです。
典型型片頭痛(前兆つきの片頭痛):患者数は人口の1〜2%程度だそうです。
分類に関してはさまざまな方法があると思いますので、参考程度にとどめておいてください。
参考文献に記してありますが、サックス博士の片頭痛大全を読むと、実に多種多様な片頭痛があるのがわかります。私にとって特に興味深かったのが、前兆として現れる閃輝暗転のスケッチでした。
気をつけなければいけない他の病気:
突然起こる激しい頭痛としてはほかにくも膜下出血があります。
また、頭の血管の奇形や腫瘍による圧迫によって片頭痛と同じ症状があらわれることがあるので、MRI検査やX線CT検査を受け異常が無いことを確認したほうが良いでしょう。
ちなみに、私も最初の検査のあと2〜3年に一度くらいの間隔で検査を受けています。
治療方法:
発作の原因を取り除く
健康にする
心理的要因を取り除く
という実に捕らえどころのない治療が片頭痛を治す方法です。メカニズムがはっきりしていないので、しかたないともいえます。
発作に特定な原因があればもちろんその原因を取り除くのが一番です。
特定の食べ物などが考えられれば摂取しないようにすることです。また、適度な運動をして健康な状態を保つのもいいそうです。3番目はストレスをためないということです。
非常にあたりまえのことなんですが、生活上これらすべてを実現することが不可能な場合もあります。
発作がおきてしまった場合その症状を軽くする目的で薬を投与することもあります。
いわゆる消炎鎮痛剤:私にはほとんど効果がありませんでした。座薬は吐き気に影響されない分多少効果があったかもしれません。
酒石酸エルゴタミン(カフェルゴットなど):前兆時に飲むのですが、これも私には効きませんでした。一般的に効果はわりとあるようなんですが....
トリプタン系の薬:日本ではつい最近承認されました。前兆時ではなく発作時に効果がある薬です。注射薬、経口薬が現在つかえます。これは効果がありました。ただし100%ではありません。効かないときも残念ながらありました。
また、予防薬としてはカルシウム拮抗剤があります。頻度がそれほど高くは無いので試したことはありません。
また、東洋医学では鍼灸療法、漢方薬が挙げられますが、どちらも試したことはありません。片頭痛大全でもあまり述べられていませんでした。
ともに効果があったという報告があります。
トリプタン系の薬についての感想・補足
トリプタン系の薬が認可されてから、私も発作時にはすぐに飲むようにしています。完全に発作が止まるほどの効果は最近ほとんど感じられなくなりましたが、頭痛の強さ、吐き気の強さは弱くなり、回復までの時間は短くなっているように感じます。
トリプタン系の薬は、5- HT(:セロトニン)受容体のうち1B型1D型の受容体に作用してセロトニン合成・遊離の抑制をおこなうことで、急激な血管の収縮・拡張にともなう頭痛を抑えるとされています。
最近読んだ「セロトニン欠乏脳」(NHK出版)にはセロトニン神経の活性を高める話が書いてありましたが、活性を高めるために薬を飲んで副作用が出たりするわけではないので、座禅の腹筋式呼吸法や、朝のウォーキングをはじめてみています。気持ちを落ち着ける、運動不足を補えるなど、ストレスの解消やダイエット???にもプラスになりそうなので、「99.9%は仮説」(光文社)というスタンスでしばらく継続してみようと思っています。
東洋医学についての感想
漢方を処方してくれる内科医に「ほぼ通年の花粉症と片頭痛があるのですが」と相談してみたところ、「水毒」のようです。 ということで、五苓散と柴胡桂枝湯を処方してもらいました。
かれこれ5年は飲み続けています。
下にも書きましたが、3年目あたりから、激しい発作が出なくなりました。
しかし、漢方の効果なのかどうかは、よくわかりません。
頭が重くて、ひょっとしたらあと1、2週間で片頭痛が来るかな? というタイミングで、鍼を試してみたことがあります。
弱めにお願いしたのですが、ものすごく血流が良くなり、かえって、のぼせた感じというか頭がずきずきくる感覚(痛むわけではないのですが・・・)が強くその後は試していません。
気圧の変化に弱いこともあり、血流が外的要因によって変化するのは、苦手みたいです。
東洋医学についての感想-2
五苓散を飲み始めて7年ほどになったと思います。(2015年)
昨年油断して、薬を飲み忘れたりして一週間に3回くらいまで減ってしまった時にいきなり片頭痛の発作が来ました。
それ以来、ほぼ欠かさず飲むようにしています。体質改善にまでは至っていないが、発作を抑える効果は十分出ているような気がします。
最近、ネットサーフィンをしていて、
患者さんのための漢方医学(学校法人 後藤学園)というサイトの記事を読みました。
タイトルの1番目と2番目が頭痛関連です。私の場合は、2番目の記事で取り上げられている五苓散を飲んでいますが、記事には「気圧低下に伴う頭痛」について紹介されています。
飛行機頭痛では、高度を下げた瞬間に頭痛が始まったことも多く、また低気圧通過時には頭が重くなる傾向があるので体質的に五苓散があっているのかな〜と思いました。
1番目の記事の呉茱萸湯は試したことがありませんが、頓服で症状が軽快する事例があったとのことなので、とても気になります。(かといって、わざわざ五苓散の服用を止めて片頭痛を待つようなことはしたくありませんが・・・)
現在ほぼ3年にわたり頭痛の発作が出ていません。(2011年頃)
厳密にいうと、閃輝暗点は一瞬出るのですが、そのまま目をつぶって10分くらい安静にしていれば、頭痛の発作が出ることなくやり過ごせるようになっています。
何をしたか
1. 歳をとった
40過ぎたら楽になるということを、以前内科の病院で言われたことがあります。もしかして、加齢効果かもしれません。
2. 漢方で体質改善
5年以上前から、漢方<五苓散>を飲み続けています。激しい発作が出なくなったのは、飲み始めて3年目です。
因果関係はよくわかりません。
3. 食生活を少し改めた
花粉症がひどいほか、毎年6〜7月に原因不明の蕁麻疹が出たりすることもあり、3年ほど前から摂取する食品添加物にちょっとだけ気を使うようになりました。
でも、徹底してはいないのと、花粉症は全然楽になってないので、因果関係はあまりないような気がします。
といった感じで、何が効いているのかよくわかりませんが、とりあえず発作が来ないので楽になりました。
明日来るかもしれない・・・ という脅迫観念がなくなったので、精神衛生上とても助かっています。
それでも、トリプタン系の錠剤は欠かさず持ち歩いています。
2015年の時点の私の片頭痛は、
漢方の服用が減ると再発したので、体質改善、年を取ったという2点である可能性は排除され、「五苓散が体質に合っている」という可能性が高いと思われます。
このページの先頭へもどる
頭痛体験談
〜偏頭痛もちが語る頭痛に関するはなし〜
偏頭痛という病名を知るまでの長い道のり
典型的な発作のパターン
どんな景色が見えるか?
どのくらい痛いのか
発作時に何が出来て、何が出来ないか?
苦手なもの
どのくらいで回復するのか
頭痛のあとは何日くらい影響が出るのか?
頭痛出現パターンの分析
頭痛もちは理解されているのか?
偏頭痛という病名を知るまでの長い道のり
はっきりと覚えている最初の酷い発作は高校1年の時にありました。ちょうど生物実験の時間で何かの解剖実験をやっていたときのことです。
比較的低倍率の顕微鏡でたしかカイコでしたが、観察をしているときに突然顕微鏡の視野の中に見えない点があらわれました。
顕微鏡から眼を離して、目をこすったり瞬きしたりしてみるのですが、まるでよくなるどころか、見えない範囲が三日月状に広がりさらにその境界がぎらぎらと輝き始めました。しばらくたつとギラギラも消えて顕微鏡も覗けるようになったのですが、突然むかむかと吐き気がこみ上げトイレへダッシュすることとなりました。その後、ずっと吐き気も止まらず激しい頭痛も始まり保健室で気を失うように寝こんでいました。
その後、どうやって家に帰ったのか?とか病院に行ったか?などはすっかり忘れてしまいました。
それ以前にも激しい吐き気をともなう頭痛に合ったことはあったような気もするのですが、あまりよく覚えていません。
夜中にタクシーを呼んで救急受付のある病院に行ったこともありますが、ついたころには峠を越えていました。確か脳波か心電図をとったと思いますが、異常はありません、ということになりました。発作中に診察できれば何かわかるかもしれません、みたいな割と無責任なコメントしかもらえませんでした。
それ以後も数ヶ月に一度くらいの割合でこんな発作を繰り返していました。たいていは休みの日の夜に頭痛が起きていたのでそれほど困った記憶はありません。
苦労し始めたのは大学に入ってからで突然、目の前に顔の下半分しかない化け物が現れた!と思ったら発作が始まっていたなんてことが日中起きるようになりました。そういう時は大変で、顔を真っ青にしながら一駅ずつ電車から降りてはトイレの繰り返しでやっとの思いで家までたどり着いたこともあります。
徐々に頻度が増えてきて、研究室に泊まり込んだりするようになったころから大体一ヶ月に一度のペースになりました。酷い吐き気と頭痛が収まったあと部屋を暗くして4〜5時間安静にしていると家に帰れるくらいにまで回復するので、研究室にあったお泊まり用ベッドか、大学の保健管理センターで休憩してから帰宅したものです。
ところが、あるとき一週間と間をおかず発作に襲われ、しかもいつまでたっても回復しないのでふらふらと歩きながら保健管理センターに相談に行ったところ、とりあえずかなり弱っていそうなので病院へ行きなさい。とまたさらにふらふらと病院へ歩いていき吐き気止めの注射とおそらくブドウ糖液の点滴を受けました。このときは、さすがにこのままでは体がもたないとはっきりと意識しました。やはりこのときも病名はわかりませんでした。
その後、”眼がチカチカ”とか”目がチカチカ”とか”視野”、”モザイク”、”頭痛”、”吐き気”などをキーワードにインターネットで検索してみると、よく似た症状に苦しんで日記に書いている人などがちらほら見つかりました。
そして、検索結果の中に”頭痛大学”のホームページを見つけてよく読んでみると、どうやら自分の症状は片頭痛と呼ばれている頭痛にきわめて症状が類似していると言うことがわかりました。間中先生にメールで質問してみたところ、おそらくそうであろうという返事をいただき、神経内科の病院をさがしてみることにしました。
受診してみるとついにはじめて”片頭痛”でしょう。ということになりようやく自分の頭痛の名前がわかりました。念のためにということで眼底写真の撮影をして、後日都立病院でMRI検査を受けました。当時MRI装置はまだ導入している病院が少なかったのですが、最近は多くの病院に導入されるようになりました。撮影結果を見る限りにおいては異常なしということになり、効果があるといわれていたカフェルゴットを処方してもらいましたが、まったく効果がありませんでした。また、頭痛時にバファリンが気休め程度には効果があるが、すぐに激しい吐き気が来るので実質的には飲めているのかどうか怪しいと話したところ座薬タイプの鎮痛剤も処方してくれました。これも結局気休め程度にしかなりませんでした。
そのころ、不定期に徹夜を繰り返す生活をしていましたが、医師からは『規則正しい生活に改めたほうが良いです』と指摘され、その後下宿をはじめたのを機に毎日必ず家に帰り、朝早くから大学へ行くという生活パターンに変えました。結果的には規則正しい生活が身についたという大きなメリットはあったんですが、片頭痛の頻度については変化はありませんでした。さらに、このころから手帳に頭痛の発作が起きた日を記録するようになりましたが、一年半ほど続けてみると、やはり週末に集中して頭痛が起きていることがわかりました。そして、もうひとつ興味深いのは春先には長い間発作が起きていないということに気が付きました。ずいぶん前から花粉症がひどく、この時期は毎日薬を飲んでいたのでそれが影響しているのかもしれないと思い、シーズンが終わったあとも月に一度くらい花粉症の薬を飲んでみたところ、8ヶ月も頭痛の発作なしですごせました。ただし、本当に薬の効果があったのかは今思うと非常に怪しいです。
頭痛カレンダーを分析してみると、週末おきているという特徴とともに、何かある仕事に没頭してそれが完成したり締め切りが終わって提出を済ました直後の週末が特に発作がよく起きるという傾向がはっきりと現れているのがわかりました。振り返ってみると発作の無かった8ヶ月はまさに止まらずに走りつづけていた時期と重なるので、良い意味で緊張が持続していたように思えます。ただし、人間、常に緊張を持続するんなんていうことは不可能に近いので、『気合い』だけではどうしても発作を抑えることは出来ないようです。
トリプタン系の新薬がでてから薬の効果によって発作を軽く済ませることがうまくいく場合が出てきましたが、やはり無理は禁物です。最近はできるだけ休まる時間を取れるような生活をこころがけています。現在はかつての一ヶ月おきよりも若干間隔が長くなってきているような感じです。
典型的な発作のパターン
前兆期:
視野の中にギラギラと輝く領域が現れ徐々に大きくなっていく。『閃輝暗転』10分から30分程度持続
まれに、2度前兆が起きます。部屋を暗くして休むといった対策が取れないときに、一度消えた閃輝暗転が消えた後もう一度小さい点から広がっていきました。こういうときは、その後の発作も強いような気がします。前兆期には出来るだけ安静にしたほうが良いようです。
安定期:
前兆が終わると多少気分が悪いものの、特にこれといった症状は無い時間ができる。15分から30分ほど
発作中:
激しい頭痛と抑えきれない吐き気に襲われる。徐々に激しくなり始まってから30分後あたりが一番つらい。1時間〜3時間
発作後(数時間):
吐き気がややおさまってくると1時間から2時間昏睡。発作時にはぜ〜ぜ〜と息をしているが、いつのまにか寝ている。目がさめると頭痛の芯が残っているような感覚があるが、激しい頭痛と吐き気はほとんどなくなっている。
発作後(数日間):
普段から苦手だが、眩しいものを見ることが出来ない。食欲がない。横断歩道、ブラインドなどの規則的なパターンを見ると目が回る。(一週間弱)
どんな景色が見えるか?
片頭痛には前兆をともなう場合とそうでない場合があります。私の場合ほぼ100%前兆があります。
まず、視野の中にごく小さな見えない場所が出来ます。視野の中心からわずかにオフセットしているので、ものが見えないという感覚よりもあれ?なんかおかしい!?!という感じです。
引き続き小さな見えない領域の外縁部がギラギラし始めます。赤青緑の三角形が組み合わさった形でギラギラと色を次々と変えながら次第に外側へと広がっていきます。何も見えないのは外縁部のやや内側。視野の中心は文字も読める。
目を閉じても見えます。パソコン用ディスプレイカードでいうところのオーバーレイ表示ってやつですね。私の場合ギラギラの出現時間は10分から30分程度です。まれに一度ギラギラが消えた後、頭痛の発作の前にもう一度ギラギラが見えることがあります。こういうときは頭痛も相当激しくなります。
このギラギラと見える症状を学問的には『閃輝暗転』と呼ぶそうです。
この閃輝暗転はギラギラの位置が実際に見える視野の範囲外にまで広がって行って、おでこの前あたりや、耳の後ろあたりがギラギラするという感じになった後、消えていきます。消えた後15分から30分は激しい頭痛は始まらないので、この間に帰宅できれば帰宅したりしています。
どのくらい痛いのか
痛みを表現するのは非常に難しいものです。こういうタイトルをつけておいて言うのもなんですが、とてもとても痛いです。ほかの痛みとの大きな違いは痛みを忘れることが出来ないことです。通常の痛みであれば別の場所に意識を集中すると痛みを感じなくなったりすることが出来たりしますが、片頭痛の痛みはそれが出来ません。出来ることなら頭のスイッチを切ってしまいたい、という感覚です。
発作時に何が出来て、何が出来ないか?
前兆時:普通にものは考えられます。閃輝暗転中でも字や顔などはわかります。ただし、よく見えない領域があるのでまるで集中できません。
発作時:動けます。(トイレにはきちんと歩いていけます。)頭が痛いので、まとまった思考はもはや出来ません。寝込むほど痛いなどと表現されたりしますが、そんなもんではありません。発作が強く出たときは、会話がかなり難しくなります。一度手がしびれだして救急車を自分で呼びましたが、ろれつが回りませんでした。
苦手なもの
眩しいもの(裸電球、車のライト、レーザー、ブラウン管ディスプレイ)
以前、救急車を呼んだときに、おきまりの瞳孔検査をされて、思わず叫び声をあげてしまいました。片頭痛発作中の患者に瞳孔検査をするなど言語道断です。
規則的なパターン(横断歩道、ブラインド)
ちらつくもの(リフレッシュレートの低いパソコン画面、インバーター方式ではない蛍光灯)
仕事で使うもの、趣味で使うものともに液晶モニターに切り替えたことでかなり日常的なストレスは減りました。ちなみに、液晶はできるだけ暗くなるようにしてつかっています。高輝度、高コントラストは苦手です。壁紙は暗い色、作業領域の背景も色をつけてコントラストを下げる、といった使い方をしています。
人ごみ
たばこの煙
弱っているのを自覚しているときはごくわずかな煙で頭が痛くなります。
一酸化炭素、もしくは二酸化炭素
石油ストーブを消したあと、急激に頭が痛みます。燃やすタイプのストーブは燃焼中でも気分が悪くなりがちです。暖房はオイルパネルヒーターと電気エアコンしか使いません。電気代は高くなりますが....部屋全体を暖めずに、極力厚着で対応しています。
どのくらいで回復するのか
頭痛の持続時間は1〜2時間がほとんどです。吐き気は1時間程度でかなりおさまります。胃が空になっても吐き気は止まらないので、水もしくはお茶を飲んではそれを吐くという繰り返しになります。ピークが過ぎると眠りに落ちます。たいだい2〜6時間は目が覚めません。
頭痛のあとは何日くらい影響が出るのか?
2日ほどまるで食欲がありません。明るいものが特に苦手な期間は一週間ほど続きます。
頭痛出現パターンの分析
圧倒的に週末に多い
午前中より午後が多い。特に夕方以降。
何らかのプロジェクトから開放されたあとの週末に多い
春先は少ない
また、頭痛が近づくのはなんとなくわかります。
具体的には、頭の血管がふくれてくる。(こめかみのあたり)手首よりもはっきり脈が取れます。
発作が近づくと閃輝暗転か?とぞくっと来る瞬間が多くなります。短時間の間一部見えなくなっているような気もします。10分ほどは目をつぶって安静にしていると持ちこたえられます。そういう症状が出るようになると部屋を暗くしています。
頭痛もちは理解されているのか?
幸いにもいまの職場では理解されています。ただし、一般論としては頭痛はあまり理解されていないようです。もともと他人から見てはっきりと体調が悪いことが窺い知れないタイプの疾患は理解しにくいものです。私の場合、頭痛になると顔面蒼白になってその後、はき始めぜ〜ぜ〜と息をし始めるのではっきりわかるので理解されやすいのかもしれません。
このページの先頭へもどる
日常生活における頭痛対策
無茶をしない
生活リズムを整える
この2点はあたりまえですね。健康を維持するというのはもっとも大切なことです。
普段からしている対策としては、ブラウン管ディスプレイを液晶ディスプレイにかえる、明るい光は直視しない、必要であればサングラスをかける、ちょっとでも危ない!と思ったら安静にする(5分程度)、頭のマッサージ(こめかみを中心にほぐしてやると楽になる気がします。)といったものがあげられます。
このページの先頭へもどる
参考文献
書籍
頭痛はこわい
河出書房新社<S157> 間中信也著著
ISBN4-309-50157-5 C0247 全204ページ 667円
片頭痛に限らず、広く頭痛について取り扱った一冊。非常に多くの種類の頭痛について解説があり、ひと口に『頭痛』とは片付けられないものなんだと実感しました。
サックス博士の片頭痛大全
ハヤカワ文庫<NF243> オリヴァー・サックス著 春日井晶子・大庭紀雄訳
ISBN4-15-050243-9 C0147 全573ページ 980円
文庫本の体裁をしているが相当難解。内容はかなり専門的な領域にまで及ぶが片頭痛を理解する上に非常に役に立つ一冊。
このページの先頭へもどる
ホームページのリンク集
頭痛大学
あらゆる頭痛のことは、まずここで勉強してみましょう。
幼稚園から病院まで頭痛初心者から専門家にいたるまでそれぞれのレベル別に知りたい情報を得ることができます。
病院に行っても「異常ありませんね」、なんていわれて途方に暮れている方、なんとなく不安な方はぜひ一度訪れてみてください。
(私も、どの診療科に通えばきちんと対処してくれるのかわからず長い間困っていました....)
さくりんの偏頭痛ノート
偏頭痛もちのさくりんさんのホームページです。情報交換していきたいと思います。
患者さんのための漢方医学(学校法人 後藤学園)
連載の1番目と2番目が頭痛関連です。私の場合は、2番目の記事で取り上げられている五苓散を飲んでいますが、記事には「気圧低下に伴う頭痛」について紹介されています。
飛行機頭痛では、高度を下げた瞬間に頭痛が始まったことも多く、また低気圧通過時には頭が重くなる傾向があるので体質的に五苓散があっているのかな〜と思いました。
1番目の記事の呉茱萸湯は試したことがありませんが、頓服で症状が軽快する事例があったとのことなので、とても気になります。
以前のコンテンツはこちらで閲覧できます。
このページの先頭へもどる
ホームページへもどる