彩土染めは万葉の王朝人の衣を彩り、古代中国の皇帝たちが身にまとった 華麗な衣類を染めた幻の染色技法です。 その起源は、遠く縄文時代までさかのぼります。 古代には赤土染めと黄土染めの2種類があり、数百年前の地層から赤や黄の 鮮やかな天然土を精製し、媒染剤などを一切使わずに水と植物成分だけで 定着させていました。この染色技法が現代に蘇りました。