人間だれもが必ず一度は口にする言葉
  「あの頃に戻りたい」
 正直、この言葉僕は嫌いです。だってそうでしょ?戻れるわけ無いジャン

 まぁ、もし戻れるとしても「あの頃に戻りたい」って言えるのか?って事ですが、そんなこと言うヤツは進歩できないヤツなんだと僕は思うわけですよ。
 世界は常に変化している。それは、宇宙全体の途方も無い大きな事から、一人一人の人間の身の回りの小さなことまで、全てにおいてですよ。そんな中で、昔を振り返るという非生産的なことを願うというのは、つまりそういうことでしょ?
 それに、そもそもそう言う事を本気で言うような人は、一つ大きな勘違いをしていると僕は思う。
 人は成長するにしたがって、新たな環境を得て、新たな考え方を持つようになり、そうして自分を言うものを大きくしていく。それは身体的にも精神的にも。そして、果ては行動範囲から自由になる物の数まで。人が成長するということは、自分で行動するという自由を得るということ。反面制約という枷も着くようになりますが。ただし、自分で考え行動することでその枷の重みを自在に調整できるのが成長した人間であると思うわけですよ。
 これはつまり何を言いたいかというと、「子供の頃に戻って自由だった時間が欲しい」とか願ってもし子供の頃の自分に戻れたとしても、お金は自由じゃない。まぁ、心も子供に戻れば単純に遊びまわるだけで良いんでしょうが・・・
 まぁ、お金は今の状態で、子供の頃の様な時間が欲しい・・・なんていうのは、正直、夢のような話であっても、夢の無い大人の意見ですな。
 そうそう、子供の頃の夢は「お菓子屋さんになりたい」「野球選手になりたい」と言った漠然としたものでしかないんですよ。
 成長するにしたがって、人が唱える夢は希望でなくてはいけない、「私は将来お菓子屋さんになる」「私は将来野球選手になる」という感じですよ。
 成長するということは、考える力を得るということ、それはつまり自分の夢と現状のギャップから、自分は何をすべきかという答えを得られると言うことなんですよ。
 夢を見ることをせずに回顧に思いを馳せるなんて事はしたくないものですね