登山、それは非日常の世界。
最初の登山は1991年夏のことだ。
当時、僕は大学のサイクリング部に所属していた。
なぜ、サイクリング部で登山?そうおもえるかもしれない。
当時サイクリング部には登山が好きな先輩が多く合宿の途中に
いくつもの山々を登っていた。
合宿後の打ち上げのエピソードを聞くうちに、
これは楽しそうだ。自分もぜひ登ってみよう。そう思った。
そして、1991年の夏合宿のコースに登山を企画してみることにした。
1991年の夏合宿は東北地方だった。
集合は青森で各グループ4〜5名でそれぞれ好きな出発日、コースで青森を目指した。
僕達は夜行列車で日本海へ出て北を目指すことになった。
最初にトライしたのは鳥海山。ドライブウェー5合目まで自転車で登り、
そこから歩きで山頂を目指した。
結局、初めての登山では深い霧のため途中で断念することになった。
その後青森までの間に
八幡平
(自転車を降りてからはほぼ平坦な道を10分ほど歩いただけだった。)、
八甲田山
(麓の湿原がきれいでとても印象的だった。)を登った。
このときの登山がサイクリング部を通じて初めて経験した登山だった。
その後卒業までに開聞岳(標高ゼロからの登山で意外に大変だった。)、
九住山(屋久島をのぞけば九州最高峰)を登った。
また、大雪山系トムラウシ山は悪天候のため途中で断念。
この時北海道の山に強く魅せられいつか必ずトムラウシに登ろう。
そう決意した。
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