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各病気の説明

4種混合・二種混合・不活化ポリオ(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)

高熱・のどの痛み・咳・嘔吐などで、のどに偽膜を形成して窒息死することがある恐ろしい病気です。発病2~3週後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺をおこすことがありますので、注意が必要です。


風邪のような症状で、はじまります。続いて咳がひどくなり、顔を真っ赤にして連続性に咳込むようになります。乳幼児では咳で呼吸ができずチアノーゼやけいれんをおこすことがあります。


破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にひそんでいて傷口からヒトへ感染します。菌が体の中で増えますと、菌の出す毒素のために口が開かなくなったり、けいれんをおこしたり、死亡することもあります。日本中どこでも土中に菌がいますので、感染する機会は常にあります。気のつかないような小さな傷口からも感染することがあります。ぜひ予防注射を受けておきましょう。


「小児マヒ」と呼ばれ、我が国でも30年前までは流行を繰り返していましたが、予防接種の効果で現在では国内での自然感染は報告されていません。しかし、国外ではポリオの流行が今でもあります。これらの地域で感染したり、日本にポリオウイルスが入ってくる可能性もあります。発病しますと手足にマヒをおこすことがあります。一部の人はマヒが永久に残りますし、呼吸困難により死亡することもあります。予防のためにワクチンを接種して免疫をつけておきましよう。

麻しん風しん混合MR 

伝染力が強く、一生のうち一度は必ずかかる重い病気です。発熱・せき・鼻汁・めやに・発しんを主症状とします。主な合併症は気管支炎・肺炎・中耳炎・脳炎があります。予防接種を受けずに、麻しん(はしか)にかかった人は数千人に1人の割合で死亡しています。予防接種では、これらの重い合併症はほとんどみられません。ぜひ予防接種を受けましよう。


軽いカゼ症状ではじまり、発しん・発熱・後頚部リンパ節腫張などが主症状です。一番恐ろしいのは妊婦が妊娠早期にかかりますと、「先天性風しん症候群」と呼ばれる異常児(心奇形・白内障・聴力障害など)が生まれる可能性が高くなることです。したがって妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。

結核(BCG)

わが国の結核はかなり減少しましたが、まだ4万人を超える患者が毎年発生しております。大人から子どもへ感染することも少なくありません。生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。

日本脳炎

ブタの中で増えたウイルスが蚊によって媒介され人間に感染します。高熱・頭痛・嘔吐・意識障害・けいれんなどの症状を示します。死亡率は15%ですが、神経の後遺症を残す人が約50%あります。平成17年5月30日付で、積極的な勧奨は中止する様厚生労働省から勧告が出されましたが、新しく開発されたワクチンにより平成22年度から積極的勧奨を再開しています。

ヒブ(インフルエンザ菌b型)

インフルエンザ菌特にb型は、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの表在性感染症の他、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な深部(全身)感染症を起こす乳幼児の重篤な病原細菌です。ヒブによる髄膜炎は5歳未満人口10万対7.1~8.3とされ、年間約400人が発症し、約11%が予後不良と推定されています。生後4ヶ月~1歳までの乳児が過半数を占めています。

小児肺炎球菌

肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因のひとつです。この菌は子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起こします。
肺炎球菌による化膿性髄膜炎の罹患率は5歳未満人口10万対2.6~2.9とされ、年間150人前後が発症していると推定されています。死亡率や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅滞など)はヒブによる髄膜炎より高く、約21%が予後不良とされています。

子宮頸がん

子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの持続的な感染が原因となって発症します。性交経験がある女性であれば誰でも感染する可能性があります。
100種類以上の遺伝子型があるHPVの中で、とくに発がん性が高いタイプ(16型、18型)の感染が問題となります。近年、20~40歳代の子宮頸がんは増加傾向にあります。子宮頸がんの約70%は、HPV16、18型感染が原因とされています。
HPVに感染してもほとんどの場合、ウイルスは自然に排除されてしまいますが、ウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合があり、ごく一部のケースで数年~十数年間かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって前がん病変を早期発見することで、子宮頸がんが予防できます。
平成25年6月14日、厚生労働省より積極的な接種勧奨を一時差し止めの通知がありました(現在も、厚労省による積極的な勧奨の差し控えが継続している状態です)が定期接種の対象であることには変わりありません。定期接種として接種を受けることはできますが、この予防接種の副作用に対して理解と同意を得たうえでの接種となります。

水痘

水痘は、水痘-帯状疱しんウイルスに初めて感染したときに見られる急性の感染症で、直接接触、飛沫あるいは空気感染によって広がる、最も感染力の強い感染症のひとつです。
ひとたび感染すると一生、体の中に潜伏感染し、加齢や免疫抑制状態等で再活性化し、帯状疱しんを発症します。水痘ワクチンを1回接種することで水痘にかかる割合を80~85%程度、重症化をほぼ100%防ぐことができると言われています。
1歳になったらなるべく早く接種するよう努めてください。また、任意接種として既に水痘ワクチンの接種を受けたことがあるお子さんは既に接種した回数分の接種をうけたものとみなされます。

B型肝炎

B型肝炎ウイルスの感染を受けると急性肝炎となり、そのまま回復する場合もあれば、慢性肝炎となる場合もあります。また、症状としては明らかにならないままウイルスが肝臓の中に潜み、年月を経て慢性肝炎・肝硬変・肝がんになることがあります。
平成28年10月より定期予防接種に追加となりました。任意接種としてすでにB肝ワクチンの接種を受けたことがある者はすでに接種した回数分の接種を受けたものとみなされます。
また母子感染予防の対象者で健康保険の給付によりB型肝炎ワクチンの投与(抗HBs人免疫グロブリンを併用)の全部又は一部を受けた者については定期予防接種の対象外となります。

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