平成26年5月28日(水) 奈良新聞記事
■キャリア教育で連携協力 − 二階堂高校と大和清寿会
県立二階堂高校(天理市荒蒔町)は27日、キャリア教育の推進や医療福祉現場の人材確保を目指し、社会福祉法人大和清寿会・医療法人健和会(天理市中之庄町)と連携協力協定を結んだ。県立高校と民間の連携協定は初めて。
同校は、来年度から普通科をキャリアデザイン科に改編。生徒の進路指導に沿ったキャリア教育を行うため、さまざまな職種の体験学習を実施する。
一方、県内で医療機関や高齢者介護施設を運営する両会も、高齢者介護の現場で働く若い人材の確保が急務になっており、両者の思いが一致して連携協力協定が実現した。
本年度は1、2年生の希望者を対象に、両会の施設で医療や福祉の現場を体験するインターンシップを実施。来年度は1年生全員で取り組む予定だ。
県庁で行われた締結式では、同校の上村政文校長と両会の鉄村俊夫理事長が協定書に署名して交換した。
協定書を交わす上村(前)校長(左)と鉄村理事長=27日、県庁