平成27年10月21日(水) 奈良新聞記事
■福祉の現場を学ぶ −二階堂高生が就業体験−
天理市荒蒔町の県立二階堂高校は20日、同市中之庄町の奈良東病院グループの高齢者福祉施設などでインターンシップ(就業体験)を実施した。1年生41人が参加し、実社会での仕事の一端に触れた。
同校は本年度、普通科をキャリアデザイン科に改編。職業教育の一環として、昨年連携協定を結んだ同グループの病院、福祉施設で就業体験を実施している。
今回は、1年生約200人が5グループに分かれて参加。生徒が看護師や事務、栄養士、介護職、理学療法士など7つの職種から体験内容を選び、福祉の現場を学んだ。
医療法人健和会本部次長の東川直司次長は「介護職を選んでくれた生徒が多くいたことがうれしい。実際の仕事を見て興味を持ってもらえれば」と期待。
同校の尾藤直樹教諭は「離職率が高い中、座学ではなく生きた教材で職業について知ってほしい」と話した。
訪問看護サービスの書類ずくりなどの事務を学ぶ学生=20日、天理市中之庄町の医療法人健和会本部