虚空譚 (14041分の1)
↓HTMLでまとめきれていないところを、つらつらと書いています。
虚空譚スタブ
ここには私が今まで夢想してきた世界のカケラが散らばっています。
下に一通りまとめてみました。
タイトル |
背景 |
年代 |
影響を受けたもの |
---|---|---|---|
リベリオン |
人類が粛正されてから1000年あまり |
1989年頃~ |
多分、「オネアミスの翼」や「ガルフォース」から受けた影響非常に大きかったと思う。 |
仮題:FILES |
阿刀田高のショートショートに影響されて考えたオムニバス短編用向けの素材。 |
1993年~1995年 |
阿刀田高氏のショートショート、 |
緑の丘の欅の木の下で |
リベリオンと同じ世界を利用した話ですが、テーマは私の渇望する世界です。 |
1992年 |
|
猫と集うところへ |
FILESにからむショートを展開したものです。 |
199?年 |
夢幻紳士 |
ヤズバ(ЯЗВА) |
神仙的なお伽噺を作れないかと、無理に絞って考えたお話です。 |
1994年 |
精霊伝説ヒューディー |
ヤズバ(ЯЗВА)改 |
上の話を12,3話になるように、意図して作り替えたものです。 |
1994年 |
精霊伝説ヒューディー |
故意(恋)のフーカ |
4コママンガ用のキャスティング。 |
1990,1996年 |
ごめんあそばせ |
聖戦義士
ネオハウンド |
二つの宗教が対立する架空世界。 |
199?年 |
|
作品に使うために考えたものや、鬱に入っていた頃に書き出したもの。 |
1992年~ |
ボルヘス作品 |
われ、なんぞや
不動の山、永遠の陽、漆黒の闇、豊潤なる海 万物を創世しものの手に
滴る血より生れしものか かつて森や山が彼らのものであったように
人の畏怖と崇拝のよりどころであったが これもまた、人に克され
人に流れる古の記憶に潜む
高校生ぐらいまでは、漫画家になりたいなと漠然な夢を持っていました。
それは自分の画力の無さ、見聞の狭さを思い知り封印してしまいました。
夢想を始めたのは小学生の頃からですが、中学のときにリベリオンの世界観をつくり、いろいろ肉付けをしていました。
当時、兄から譲り受けたワープロで、夏休みなんかに夜が明けるまで打ち込んでいました。
ちょうどそんな時深夜流れていた映画「昇天峠」。喜劇風なのに、何か違う。
真理の言葉は初めて聞く小鳥の一りの様に新鮮でなくてはならない。
その後見た「皆殺しの天使」・・・そのあたりからか、ブニュエルを辿って、
パラジャノフといった監督の作品に入り込み、
そういった作品を吸収していくことで、じわじわと自分の世界の狭さを突きつけられていきました。
ホルヘ・ルイス・ボルヘスに触れたのもこのころです。
始めは幻獣辞典や怪奇譚集といった編纂物からの物色でしたが、
さまざまな詩作を経て、ボルヘスのブラックホール並みの質量に畏怖を覚えまていきました。
創作黎明
私が記憶している限り、最初の創作は小学生低学年の頃に思い描いた宇宙戦争です。
内容はまったくありません。ただ宇宙空間でメカがドンパチやるただそれだけの世界です。
丁度アフターガンダムの時代です。マクロスだとかと宇宙を部隊にしたアクション物が流行していた頃です。
兄がヤマト~ガンダム・うる星世代で、松本零士の漫画が結構家にありました。
ですからイメージしたメカはそういったデザインの混じったものがほとんどでした。
またテッチャン属性があったので、電車の絵をよく描いていました。
ただ当時絵に描いて表したのはメカばかりで、キャラを模倣するのは中学3年になってからです。
最初に模倣したのはガルフォースのラビィだったように思います。その後、第四のユニットのブロンウィンを真似る様になります。
その頃に、漫画を描いてみたいという淡い夢を持ちました。
アニメへの傾倒
「心の穴が鳴いている。虚脱と云う風が吹き抜ける。」
[本望無き身に蛆の糧、ともに腐れ去るもの。」
「心の深き谷、鬱屈たる泥流と地、轟く。」
「全う無き姿勢と虚空の星、ともに捕ら得ること無し。」
そもそもの伏線は、兄の影響ですね。
兄がうる星のファンで某声優のファンクラブに入っていたりして。
部屋に鬼娘のポスターやらフィギュアやら・・・
本格的にアニメに傾倒していったその布石は読売テレビの「アニメだいすき」。小中学校のときでした。
春夏冬休み、OVAや劇場アニメを地上波で流す、そんな番組がありました。
ただ流すだけでなく、各作品に対する論評も同時にあったので、より深く作品を見ることができる貴重な番組でした。
もちろん良評だけでなく悪評も。
この番組でTVアニメにはないクオリティのアニメを知ることができました。
あと、惚れ込んだアニメのキャラを見つけたのもこの頃です。
高校生の時にはLDを買って、中古アニメの収集に尽力していました・・・
最初に集めたのは、80年代のOVA初期作品群。
タイトルを挙げているとキリがないですが、「ガルフォース」「イクサー」「ノーラ」「オネアミス」「アキラ」・・・
アニメへの飽き
その後は新作OVAも手を出していったが、まずつまずいたのが、お金。
新作OVAシリーズを買う金が無かった・・・
ソフトが高すぎるのだ。で買った作品がスカだったらもう目も当てられない。
どう考えても30分の対価として、4~5千円を払うには割が合わないと感じるようになりました。
そしてこの頃から、だんだん今の商業的な萌えにつながるような、キャラ売りの作品が目立ち始めた。、
それは決して悪いことではないのだろうが、私の食指にはいっこうに引っかからない海月のような、実体感のうすいものだった。
だんだん、アニメキャラを見るのも嫌悪感を感じるように・・・
マンガ
高校生当時購読していたマンガ雑誌は、4コママンガ誌とコミックガンマ(竹書房)、コンプ(角川)、コミックバーガー(スコラ:現BIRZ 幻冬舎)
世間に言う少年誌というのは、実は一度たりとも買って、しかも積極的に読んだ事がない。
この時点でかなり偏向だと、友達から思われていたのは否めない。
コンプの作家離脱、コミックガンマのメディアミックス失速、廃刊。スコラ倒産でBIRZの内容がだんだん変になり・・・
一時期、ヤングキングも読んでいましたが、今結局読んでいるのは、4コマ誌と青年誌はコミックフラッパー(メディアファクトリー)だけです。
オタックビーム
1996年、ちょうど就職したのを機に、当時まだマイナーだったCS放送・通信スカイポートTV(後にDirecTVに吸収)を契約した。
CS通信では、バンダイが「キャラネットTV オタックビーム」というチャンネルを持っており、今では当たり前の
往年のTVアニメや劇場アニメを放送していた。(DirecTV吸収後はAT-X内で放送)
実を言うと、このとき初めて、ガンダム、Zガンダム、ガンダムZZを1話から全話見ました。
実はガンダムの世界感ってこんなんだったんだなぁと全容を理解したのもこのときでした。
で、やっぱりガンダムは好きになれないなぁ・・・。
そもそもニュータイプという誇張された存在が好きでない。
(でも実はサラ・ザビアロフに萌えを感じる。)
(0080ポケットの中の戦争 は、作品としてはいいと思う。)
今のアニメ雑感
アニメソフトは高いですね。市場が洋画に比べて狭いのも一因だろうけど。
それだけ今の日本に、日本の輸出文化と詠われるアニメが、市場をもっていないのだとおもう。
先般オタクによる購買力が示されたが、それはオタクというより広義のマニアであり、アニメに関しては限定された囲いの中での世界であり、
本当に日本の文化として浸透しているかというとどうなのかと思うところがある。
で、その市場に絞ったマーケティングを行い、購買力のあるマニアをターゲットにマニア化していったお陰で、
さらに市場を狭めている・・・そんな悪循環を覚えるのだが・・・
今のアニメ売り場を見て、名作と言えるのが何作あるのだろうかと思うときがある。
たしかに、オタクどもの間で名作と囁かれている作品はいくらでも有るだろうが、
それをカタギの人がみて評価できるものかどうかは疑問に思うものがある。
リビドーを揺るがすのを狙ったような色絵、フィギュア付のBOX・・・
新作コーナーに並んだそれは、はたして、それで市場は広がるのか?
国内のアニメ製作現場が空洞化していると言われ、アニメはこのままでいいのだろうか?
大そうなことを書いているが、私が世の尺度でありえないのだが、ここ数年本気で心配している。
ここ最近のアニメ
で、ここ最近のアニメは殆ど見ていないです。
スカパーでアニメ3ch、邦ドラ1ch契約していますが、最近殆ど見なくなっています。
見ていてサブイボが出るのが多くて・・・
まだ低学年向けのアニメの方が安心して見られる・・・
私の中にインプットされているアニメは
OVA創生期から90年初頭までのものがほとんどです。
最近ので名作と感じたのは「十二国記」くらいですかね。
スタイリッシュな痛快なアニメは結構あるんですが、ソフトを買ってまで、リピートしてまで
「見たい」と思うのがないんです。銀英や十二国記はそんなところで秀逸だと思います。
それも原作の骨がしっかりしているからだとおもいます。
龗が人にお勧めできるまんが&アニメ
タイトル |
作者・原作 |
出版・ |
内容 |
勝手な評価 |
---|---|---|---|---|
漫画 |
||||
雷火 |
寺島優 |
原:スコラ |
邪馬台国の時代、魏からの邪馬台国に遣わされた使節団:張政らが倭国を乗っ取ろうと画策する。 |
画 :★★★★★ |
陰陽師 |
夢枕獏 |
原:スコラ |
夢枕獏氏原作の陰陽師をベースにした、岡野玲子漫画。 |
画 :★★★★★ |
BOOM
TOWN |
内田美奈子 |
竹書房 |
五感すべてで感じられる仮想現実世界「BOOM
TOWN」。アバター(古っ!!)を通し楽しむ商業アミューズメント空間。 |
画 :★★★★★ |
NORA(ノーラ) |
御厨さと美 |
メディアファクトリーから文庫 |
兜蟹老師こと、御厨氏の傑作 |
画 :★★★★☆ |
SHADOW
SKILL |
岡田芽武 |
原:竹書房 |
兎に角画が黒くて、コマ読みにくい!! |
画 :★★☆☆☆ |
夢幻紳士:怪奇編 |
高橋葉介 |
朝日ソノラマ、 |
夢幻魔実也青年がストーリーテラーとして、様々な怪奇事件に絡んでゆく。各編の魔実也君のなかで、一番好きですね。 |
画 :★★★★★ |
ラブやん |
田丸浩史 |
講談社 |
これは、違反でしょう。 |
痛 :★★★★★ |
ゆびさきミルクティー |
宮野ともちか |
白泉社 |
登場人物のほぼ全員が特殊な趣味・性癖・トラウマを持っている、トンでもない青春ラブ?ストーリー。 |
画 :★★★☆☆ |
派遣社員 |
ふじのはるか |
芳文社 |
派遣社員として働く「おじさん」キクさん(42歳)。 |
画 :★★★☆☆ |
むきたまご |
ふじのはるか |
芳文社 |
上記「キク」さんの派遣先で、入れ替わりに退社した梅宮民江「タミー」が、エステティシャンとして新たな道を歩み、成長してゆく物語。 |
画 :★★★☆☆ |
GUNSMITH
CATS |
園田健一 |
講談社 |
ガンスミの続編です。 |
画 :★★★★☆ |
アニメ |
||||
銀河英雄伝説 |
田中芳樹 |
徳間 |
戦略に矛盾かなと思うところや、 |
画 :★★★★☆ |
十二国記 |
小野不由美 |
講談社 |
最近のアニメでイチオシです。 |
画 :★★★★☆ |
イーハトーブ幻想 |
|
|
宮沢賢治生誕100周年のTVの企画番組だが、 |
画 :★★★★★ |
ブラックマジック |
士郎正宗 |
|
原作は火星でのお話ですが、アニメではあまり詳しく世界設定はされていないようです。 |
画 :★★★★☆ |
ポピー・ザ・パフォーマー |
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|
シュールな3Dアニメ。 |
画 :★★★☆☆ |
ヘルシング(TV版) |
平野耕太 |
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原作のイカレ具合が不完全燃焼。デッサンの崩れているところも散見している。あまり高く評価してないが、 |
画 :★★★☆☆ |
攻殻機動隊 |
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ペーパービューで金払って見るだけの事はある作品。 |
画 :★★★★★ |
王立宇宙軍 |
ガイナックス |
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えらく評判低い作品です。アニメの出来のちぐはぐなところや、いい所と悪いところの落差が・・・。 |
画 :★★★★★ |
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