菟田野の北東、平井の大師山に残る四国八十八カ所を模した霊場。幕末の石工、丹波(たんば)の佐吉照信(さきちてるのぶ)が弟子たちと共に刻んだもので、約100体の石仏が大師山をとりまいています。
各石仏には本尊を浮き彫りにして、本尊の仏名、霊場番号、霊場名をきざんでいます。
この霊場は、嘉永(かえい) 、安政(あんせい)の頃(1848〜1859)に各地の施主によって寄進、建立されたもので、台石に寄進者の氏名が残されています。とりわけ、19 番、立江寺の地蔵石仏は小形ながらも秀作といわれています。
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