コーヒー好きが次第にエスカレートしてついに手を出してしまった個人輸入。
3方向バルブのついた本格派マシンがほしい。臼歯式のコーヒーグラインダーもほしい・・・
ラテアートもやってみたい・・・。
そこで、新たなエスプレッソマシンを探し始めたわけだが、ミルもマシンも本格的なものを探すとまったく 見当たらない。海外サイトまで検索範囲を広げてめぼしをつけたのがGAGGIAのPAROS。 エスプレッソマシン部分は3方向バルブつきの本格派。GAGGIAのCLASSICと同じメカのようだ。 CLASSICかSILVIAかといわれるほど評価の高いマシンなのでエスプレッソ部分は完璧に違いない。 さらには、同じ筐体に内蔵されているグラインダーがこれまた本格派。臼式の非常にしっかり したものらしい。しかも安い!これだけの基本性能がそろっていて$499あたりで売られている。 日本円換算6万円強。しかし、送料を払ってしまっては元も子もない。ここは最強の検索エンジン googleの出番。程なく日本への送料無料サイトを発見。しかも$405と他のサイトよりかなり安い。 早速注文した。
(輸入したのは2001年11月末で、当時のレートはおよそ1ドル122円でした)
後日談:注文後に円安に動き請求金額と手数料・税金込みで52600円になりました。税抜き5万円でかなり 本格的なミルと3方向バルブつきマシンが買えると思えば多少の円安にも目をつぶるしかないですね。 1ドル80円とまではいわないが、せめて100円まで高くなってくれればいいのですが......
そして今:円高に推移しているため1ドル100円にかなり近づいています。一方ユーロ高も考慮 しないといけないので、円高になっているとはいえ、実際にはそれほど安くなってないものも あります。
そのサイトはLaGondola。 イタリアのサイトだが、英語で紹介されているので楽勝だ。
Special Offer:とあって、エスプレッソマシンの日本への送料は無料になるらしい。
しかもSpecial OfferのUSAモデル(110 Vモデル)を見ると魅力的なレバーマシンもたくさんある。
心が一瞬動きかけたが、ここは我慢してお目当てのParosを注文。
注1:2005年1月現在、送料無料プログラムはEU圏内のみが対象になっているようだ。
注2:2005年1月現在、日本への送料は50ユーロもしくは60USドルとなっているようだ。
注3:2005年1月現在、ラインナップにかなり変更があり、RancilioやIsomacといったマシンも選べる。
注4:2005年1月現在、無料プログラムを選べるという説もあり・・・(うまくいけば60ドル安くなる!)
ちなみに、注文までの手順をわかりやすく紹介しておくと
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1 左側のCATEGORIESのなかのEspresso Machinesをクリック。
2 GAGGIAの文字をクリック。なぜか、GAGGIAとそのとなりのALESSIのバナーにはリンクが張ってないようです。
3 ここでお目当てのマシンをクリック。送料無料となるのはエスプレッソマシンだけのようです。
(2005年1月現在、送料無料プログラムは日本向けには行われていない模様)
4 マシンのページの右の方のvoltage選択欄をクリックして110を選びます。220を選んでしまうと日本で使うには昇圧トランスを別途買う羽目になりますので、注意してください。
5 この行の左の Check to Order にチェックを入れて Add to Shopping Cart ボタンを押します。
6 次のような画面が現れるはずです。
Your Shopping Cart... Product Quantity Price Total Per Unit _____________________________________________________________ Gaggia Paros, Voltage=110 1 USD 544.00 USD 544.00 Grand Total USD 544.00のようになっていることを確認します。
何度か試しているうちにQuantity欄の数字が大きくなってしまうことがあるのでそのときはModifyを押して数を1にします。
きちんと買いたいものが買いたいだけ表示されたら Check-Out を押して清算です。
7 清算画面が出るので赤字で表示されている
I am entitled to a SPECIAL OFFER! Free Shipment Worldwide!の右側をクリックします。これで送料が本当にタダになるとは!すばらしいの一言に尽きます。
2005年1月現在、このプログラムは行われてないので Rest of the world を 選択しないといけませんね・・・(涙
Submit your Geographic Location ボタンを押して次に進みます。
8 いよいよオーダーです。
いろいろと書いてありますが、新しいブラウザを使っていて SSLを使ってクレジットカードでオンライン決済するのが楽なので、一番上の行の
Order On-Line Using SSL: の行の
US Dollars (USD)をクリックします。
60ドルが送料としてでてますね・・・(残念
9 あとは、名前や住所を入力して、カード情報を入力すればおしまいです。
私の場合、直ちにオーダー受け付けましたメールが届き、その後しばらくしてから UPS からトラッキングナンバーが送られてきました。
なかなか日本に近づいてこないような気がしてやきもきしましたが、ちょうど一週間で届きました。
消費税等の手数料は1700円で国内の宅配業者に着払いの形で徴収されました。
荷物は、VICENZA(イタリア)→MILAN(ミラノ・イタリア)→COLOGNE-AIRPORT(ケルン・ドイツ)→LUISVILLE(ルイビル・アメリカ)→大阪と飛んできたようです。
在庫がないときは、セールス担当からメールが届きます。
ほかの組み合わせを薦めてくれるときもあるようです。買いたいマシンが決まったら セールス担当にメールで「○○(110V)を購入したいのですが、納期・価格・送料を教えてください」と 送ってみると対応してくれます。
(イタリアのサイトですが、英語でOKです)
2005年になって久々にLaGondolaをチェックしてみると 為替相場の変動と価格改定のため少し値上がりしていますね。送料無料プログラムがないので日本円にして 6000円ほど余計にかかるのも残念です。
ただし、2001年当時取り扱いのなかったメーカーが多数リストに加わっていて わくわくするような機種もたくさんあります。
RancilioのSilviaやLucy、Isomacの各種マシン(Millennium, Brio(グラインダー一体型!), Tea) なんかいいなぁ・・・と憧れています。
そして、時は流れ2012年。ほぼ10年使ったParosがついに壊れてしまったため、次のマシンの購入手続きを進めています。
恐ろしいほど円高が進み、1ユーロ100円を切ってしまいました。 個人輸入をするにはいいチャンスです。
今後まださらに円高が進むかもしれませんが、欲しいときが買い時ということで、 今回は、Rocket Espresso R58 というフラグシップマシンを、LaGondolaで購入することにしました。
送料無料キャンペーンはいつのまにかなくなってしまいましたが、メールで相談してみると新製品でまだ入荷していないが、そろそろ出荷が始まりそうだ!という返事を いただいたので、現在首を長くして入荷を待っているところです。
ついでに、ボトムレスポルタフィルターもお願いしちゃいました。
抽出の様子がかっこいい!というのもありますが、背の高いカップでラテアートするのに底が無いと便利そうです。
使用レポートは こちらにまとめました。
なお、2017年にはR58に圧力プロファイル機能を搭載したR60Vが最上位機種として登場したようです。
LaGondolaのサイトを眺めてみると、いろいろとほしいものが出てきます・・・
2017年のことです。
マニュアルレバーマシンのなかに、Ponte Vecchio ポンテ・ヴェッキオ のレバー式のものがいくつかありますが、その中の「赤いスリムなシングル EXPORT」 がとっても気になってます。
製造元のWEBサイトはこちらです。
これの赤、良いですね〜。
このマニュアル機を完璧に使いこなせるととても楽しそうです。
R58があるので買えませんが・・・
ちなみに、ポンテ・ヴェッキオはフィレンツェにある有名な橋だそうです。
じゃーん、10月 ついに深紅のEXPORTを入手してしまいました。
イタリアからフランス、ドイツ、中国を経由して航空便で運ばれてきました!!!
写真はこちらです。赤いボディがかっこいいですね!
一杯いれてみました。
ボイラーのキャップを開けて、漏斗を使って直接水を注ぎます。
ちょっと手間ですが、モーターがないので故障の原因が減ると考えればメリットでもありますね。
直前にグラインダーのメッシュを一つ細かく変更していたため最初の抽出に時間がかかりかなり苦みが強くなってしまいましたが、抽出時の圧力のかかり具合はR58とそう変わらないように感じました。
フィルターにコーヒーを詰めずに湯通しするときにチェックしてみましたが、抽出開始時に途中で止めたり、一気に下まで下げたりと様々な方法で pre infusion ができそうです。
ユーザーによってさまざまな方法があるようで、youtube で動画を検索するとみな個性的な入れ方で楽しんでいるようです。
豆の量、メッシュ、pre infusionの時間、スイッチオンからの時間、湯通しのタイミング、などなどいろいろと楽しめそうです。
逆に、そういうことは気にしたくない。。。 という人には全く向いていません。
ミルクスチーミングも試してみました。
抽出直後はやはり圧がかなり高そうです。ある程度落ち着くまで蒸気をリリースしたほうがよさそうです。
スチームチップはシングルホールでした。パワーは十分あります。
スチームワンドは好きな方向に曲げられないので、慣れるまで少し時間がかかりそうです。
方向可変型、先端チップ交換可能タイプに自分で交換してもいいかもしれません。
ボイラーキャップにも圧力計をつけたら面白いと思います。
まずは、慣れが必要な感じです。
より詳細な使用感のレポートは慣れてきたころにまたアップします。
一週間ほど使ってみました。
とっても感覚的な表現ですが、電動マシンと違い、さあコーヒー淹れるぞ!と身構えたほうが良いです。
まだ慣れていないせいもあるかもしれませんが、メッシュ(コーヒーパウダーの細かさ)、タンピング、ハンドルの締め具合、レバーを押し下げる時間(蒸らし時間に相当)、沸騰後の空気抜き、抽出前の湯通し、どれかを忘れていないか?そして、飲んだ感想から次は何を変えてみるか?その結果、抽出具合がどう変わったか?など気になることがたくさんありすぎます・・・・
コーヒー抽出後のスチーミングは多少圧を抜いてからのほうが安定して泡立てることができる感じです。
クレマの量やコーヒーの濃さは条件によってかなり変化します。一杯ごとにコントロールできるようになるととても楽しそうですが、その領域に到達できるかはまだ何とも言えません。
圧力ゲージつけたくなってきました。
それと、抽出の具合が見やすくなるのでボトムレス化もぜひしてみたいです。手作業で削るのはなかなか大変そうですが・・・
だいぶ慣れてきました。
蒸らしですが、現在の抽出方法は次の通りです。
とりあえず、マシンの状態がそろうように一度に1カップずついれるようにしています。
まず、およそ350ccボイラーに水を入れます。
4〜5分経過したころにいったんスチーム用のバルブを開けて、空気を抜きます。
一度目にパイロットランプが消えたタイミングで抽出を開始して問題なさそうです。
まず、湯通しします。
フィルターを付けずに、抽出ハンドルを下ろして湯を捨てます。
当然、下にはお湯受けがないと蒸気と熱湯が飛び散ります。600ccのスチーミングピッチャーがちょうどぴったりのサイズでした。
ちょろっとお湯が出る角度と、本抽出となる角度をこのときに体感して慣れるのがよさそうです。
フィルターをセットしていよいよ抽出です。
湯通しすると再度パイロットランプが点灯することが多いので、消灯を待ちます。
いよいよ抽出です。
抽出はあと少しで一番下というところまでレバーを下げて(お湯がちょろっとでる角度)1〜2秒、その後一番下まで押し下げて一滴二滴落ち始めてからさらに2〜3秒ほど待ち、ハンドルをリリースします。
ラテにせずにストレートに飲むときはすこし分量が不足する感じがするので、一番上に上がる前にもう一度ハンドルを下におろして湯を導入します。
湯が導入される角度は、慣れればわかります。
抽出直後のスチームはかなりパワフルなので、すこし開放して勢いを弱めます。
かなりきめ細かい泡が安定してたてられるようになってきました。ただしR58のダブルボイラーのほうがスチーミングは格段に楽ですね。
フィルターハンドルは抽出後すぐに外せます。
スチームワンドを軽く掃除し、電源を切って、蒸気圧が残っているうちにフィルターハンドルを外したままレバーを下ろし、 (当然下にはお湯を受ける容器(私の場合は600ccのスチーミングピッチャー)が必要ですよ)内部に残った湯を捨てておしまいです。
電源ONからお湯の排出終了まで15分弱です。ボイラーが小型であるため立ち上がりが早く、R58よりかなり早く温まります。
ちょっと一杯飲みたいな というときにすぐ飲めるのがいいですね。
やかんでお湯を沸かしてレギュラーコーヒーを入れるのと時間的にはほとんど変わりません。
もちろん、ポットにいつもお湯が沸いていればそちらのほうが断然早いですけど・・
一度に使うコーヒー豆が減ったのと、濃い目に入れると満足度が高いせいか次に飲みたくなるまでに間隔があくようになったのが効いているようで コーヒー豆の消費量がかなり減りました。